作られた悪魔の子
緑の丘
ミアはマリアに連れられ緑の丘に来た。
そこには1人の少女が崖から下を見下ろしていた。
「・・・誰あの子」
「あれは姫様が大事にされているお方です」
「ねぇさまが・・・」
「・・・愛花」
「ねぇさま・・・」
「帰ろう愛花」
「帰らない」
「何故?」
「なぜって私はねぇさまを傷つけた」
「・・・」
「私のせいで怪我をした!」
酷く取り乱す愛花。
「私のせいで!」
「愛花・・・」
「私がいなければ・・・」
「!」
「私がいなければねぇさまは・・・」
「愛花。それ以上言わないで」
「でも!」
「愛花。戻っておいで」
首を横にふる愛花。
どんどん崖の方に近づいていく。
その時愛花が崖から足を踏み外した。
「愛花・・・!」
ミアは間一髪愛花を助けた。
「・・・ねえさま。なんで。どうして」
「なぜ助けたか?」
「・・・」
「お前がいつ私を傷つけた?」
「それは・・・」
「怪我のこと?毒のこと?
そんなもの傷つけた内に入らない!」
「・・・・・・!」
「そもそも傷つくことが怖いなら
ここには来ていない!
お前を切り離している!!」
「ねぇさま・・・」
「愛花」
「マリアさま」
「なぜ人が自らここに来たか分かりますか」
「分からない・・・」
「あなたを心配していたからです」
「私を?」
「当然です。私がお止めしても聞かないぐらい
あなたが大事なんです。毒を受けたお身体で
あなたを探してここまで来たんです。
その意味あなたなら分かりますよね?」
泣き出した愛花。
「ご、ごめんなさい。ねぇさまごめんなさい」
「大丈夫」
泣き崩れる愛花。
「愛花。この丘が何故緑の丘と
呼ばれているか知ってる?」
「・・・・・・知らない」
「ここは昔、まだ愛花が生まれてないころ
野原は荒れ草木は枯れた無法地帯だった。
それをある巫女が霊力を使い緑に
戻したんだって。そこから付いた名が巫女の丘。
緑がいっぱい広がることから緑の丘とも
呼ばれてる。愛花。ここでは自分に嘘をつくな。
何かあれば私に言えばいい。力に慣れるかは
分からないケドね」
ミアは笑って言った。
「・・・帰ろう」
無言で頷く愛花。
ミアは立ち上がった。
その時ミアは倒れた。
そのまま意識を失ってしまった。
「・・・姫様!!」
そこには1人の少女が崖から下を見下ろしていた。
「・・・誰あの子」
「あれは姫様が大事にされているお方です」
「ねぇさまが・・・」
「・・・愛花」
「ねぇさま・・・」
「帰ろう愛花」
「帰らない」
「何故?」
「なぜって私はねぇさまを傷つけた」
「・・・」
「私のせいで怪我をした!」
酷く取り乱す愛花。
「私のせいで!」
「愛花・・・」
「私がいなければ・・・」
「!」
「私がいなければねぇさまは・・・」
「愛花。それ以上言わないで」
「でも!」
「愛花。戻っておいで」
首を横にふる愛花。
どんどん崖の方に近づいていく。
その時愛花が崖から足を踏み外した。
「愛花・・・!」
ミアは間一髪愛花を助けた。
「・・・ねえさま。なんで。どうして」
「なぜ助けたか?」
「・・・」
「お前がいつ私を傷つけた?」
「それは・・・」
「怪我のこと?毒のこと?
そんなもの傷つけた内に入らない!」
「・・・・・・!」
「そもそも傷つくことが怖いなら
ここには来ていない!
お前を切り離している!!」
「ねぇさま・・・」
「愛花」
「マリアさま」
「なぜ人が自らここに来たか分かりますか」
「分からない・・・」
「あなたを心配していたからです」
「私を?」
「当然です。私がお止めしても聞かないぐらい
あなたが大事なんです。毒を受けたお身体で
あなたを探してここまで来たんです。
その意味あなたなら分かりますよね?」
泣き出した愛花。
「ご、ごめんなさい。ねぇさまごめんなさい」
「大丈夫」
泣き崩れる愛花。
「愛花。この丘が何故緑の丘と
呼ばれているか知ってる?」
「・・・・・・知らない」
「ここは昔、まだ愛花が生まれてないころ
野原は荒れ草木は枯れた無法地帯だった。
それをある巫女が霊力を使い緑に
戻したんだって。そこから付いた名が巫女の丘。
緑がいっぱい広がることから緑の丘とも
呼ばれてる。愛花。ここでは自分に嘘をつくな。
何かあれば私に言えばいい。力に慣れるかは
分からないケドね」
ミアは笑って言った。
「・・・帰ろう」
無言で頷く愛花。
ミアは立ち上がった。
その時ミアは倒れた。
そのまま意識を失ってしまった。
「・・・姫様!!」