セロリとアライグマ
新伊は、ついさっきまでうつむいているだけだったが、今はオレの方を見て心配そうな顔をしていた。
そんな顔を見て、オレはバツ悪そうに目をそむけて下を向く。
そして、何を思ったか、オレはこう答えた。
「…委員に籍だけ置けばいいんだろ?何にも仕事なんてしねーからな」
ぶっきらぼうにそういった。
何故そんな事言ってしまったのかはわからないが、その場を早く収めたかったからそう言ってしまった。
すると、皆から何故か拍手。
なんだか腹が立った。無責任な連中に。
皆がオレに「がんばってねー」などと適当な言葉をかける中、新伊が隣の席のオレにしか聞こえないような小さな声でこういった。
「―ごめんね、山崎くん」
そんな顔を見て、オレはバツ悪そうに目をそむけて下を向く。
そして、何を思ったか、オレはこう答えた。
「…委員に籍だけ置けばいいんだろ?何にも仕事なんてしねーからな」
ぶっきらぼうにそういった。
何故そんな事言ってしまったのかはわからないが、その場を早く収めたかったからそう言ってしまった。
すると、皆から何故か拍手。
なんだか腹が立った。無責任な連中に。
皆がオレに「がんばってねー」などと適当な言葉をかける中、新伊が隣の席のオレにしか聞こえないような小さな声でこういった。
「―ごめんね、山崎くん」