セロリとアライグマ
「うっわ!!ちょー汚―い!!」
「いいじゃん、きれいな色に染まったよね」
二人はカバンを見てお互いに笑っている。
っていうか、全然笑い事じゃない。
「……やりすぎじゃねーの?」
思わずそんな言葉を発してしまった。
あまりに見るに耐え難い醜い行為だった。
二人はオレの言葉にぴたっと笑いを止め、オレに視線をむける。
「別にぃ。アライグマなんだから、自分で洗うからいーじゃん」
「そーそー。あの人、ほんっとウザいんだよね。いちいち手洗いに行ってて。それにさぁ、この間なんてワタシと肩ぶつかって、「ごめん」とか行ってそっこーで手洗いに行くの、あの子。すっげー失礼じゃない?」
同じだ。
この間、今井の捨てたゴミを拾ったときと同じである。
「さ、ミカ、カラオケいこーよ!!」
「そだねー♪ワタシ、スピードの新曲覚えたんだー」
「えーマジで?じゃ歌ってよー!そのあとプリクラ撮りにいかない?髪につけるハイビスカス、どっかで買ってから行こうよ。前約束したじゃん」
「いいじゃん、きれいな色に染まったよね」
二人はカバンを見てお互いに笑っている。
っていうか、全然笑い事じゃない。
「……やりすぎじゃねーの?」
思わずそんな言葉を発してしまった。
あまりに見るに耐え難い醜い行為だった。
二人はオレの言葉にぴたっと笑いを止め、オレに視線をむける。
「別にぃ。アライグマなんだから、自分で洗うからいーじゃん」
「そーそー。あの人、ほんっとウザいんだよね。いちいち手洗いに行ってて。それにさぁ、この間なんてワタシと肩ぶつかって、「ごめん」とか行ってそっこーで手洗いに行くの、あの子。すっげー失礼じゃない?」
同じだ。
この間、今井の捨てたゴミを拾ったときと同じである。
「さ、ミカ、カラオケいこーよ!!」
「そだねー♪ワタシ、スピードの新曲覚えたんだー」
「えーマジで?じゃ歌ってよー!そのあとプリクラ撮りにいかない?髪につけるハイビスカス、どっかで買ってから行こうよ。前約束したじゃん」