ヤンキー上司との恋はお祭りの夜に 2
「……君のことが好きだって言ってるんだよ。そうでなければ、あの身上書を渡したりしない……!」
ビクン!と背筋を伸ばしたのは私の方。
重なりだした唇の熱さに、胸の奥が張り裂けそうなくらいときめいた。
「…あっ………ふっ………」
チュッ、チュッ…と音を立てて吸われ始め、足の力が抜けそうになる。
「しゃ…ちょ…」
容赦もない感じで唇を求められ、腰の力までもが抜けそうになった。
「真綾」
抑揚のない声じゃない。
熱を含んだ声が私の心をさらう。
(社長………ううん)
「祐輔さん……」
離れた唇の隙間から一瞬だけど名前が呼べた。
その後はまた、激し過ぎるキスの応酬に押される。
「…はっ……んっ……」
何がどうなってもいいと思うほどに追い詰められて、ようやく社長の唇が離れていく。
「…っはぁ……」
吐息を漏らす私の体を抱き寄せ、ぎゅっと息継ぎがしづらいほどに力を込めた。
「手に入った」
短い言葉は何だか泣いているようにも聞こえる。
「君がこの部屋に初めて来た時から、ずっと手に入れたいと考えていた」
アップしていた髪のパレットを外され、零れ落ちるようにバラけた髪の毛に触る。
「真綾……」
そんな熱っぽい声で名前を呼ばれたことなんてない。
ビクン!と背筋を伸ばしたのは私の方。
重なりだした唇の熱さに、胸の奥が張り裂けそうなくらいときめいた。
「…あっ………ふっ………」
チュッ、チュッ…と音を立てて吸われ始め、足の力が抜けそうになる。
「しゃ…ちょ…」
容赦もない感じで唇を求められ、腰の力までもが抜けそうになった。
「真綾」
抑揚のない声じゃない。
熱を含んだ声が私の心をさらう。
(社長………ううん)
「祐輔さん……」
離れた唇の隙間から一瞬だけど名前が呼べた。
その後はまた、激し過ぎるキスの応酬に押される。
「…はっ……んっ……」
何がどうなってもいいと思うほどに追い詰められて、ようやく社長の唇が離れていく。
「…っはぁ……」
吐息を漏らす私の体を抱き寄せ、ぎゅっと息継ぎがしづらいほどに力を込めた。
「手に入った」
短い言葉は何だか泣いているようにも聞こえる。
「君がこの部屋に初めて来た時から、ずっと手に入れたいと考えていた」
アップしていた髪のパレットを外され、零れ落ちるようにバラけた髪の毛に触る。
「真綾……」
そんな熱っぽい声で名前を呼ばれたことなんてない。