ヤンキー上司との恋はお祭りの夜に 2
5分程度の話し合いで二人は外から戻ってきた。
さっきと変わらない態度でいる大輔を前にして、ケイちゃんは聞きたくても聞けない雰囲気を出している。
「……ねぇ」
純香が意地悪そうな目をして微笑む。
それに顔を引きつらせたケイちゃんは、真剣な表情で「はい…」と答えた。
「私の大事な幼馴染を守り通してやってよ。でないと貴女のこと、彼女としては絶対に認めてやらないからね!」
爽やかに笑う妹の恋は終わった。
花売り娘の未来が薔薇色である事を、今はとにかく拝むだけだ。
(……合掌)
手を心の中で合わせ、俺は妹の幸せを念じた。
『僧侶と花売り娘』おしまい。
さっきと変わらない態度でいる大輔を前にして、ケイちゃんは聞きたくても聞けない雰囲気を出している。
「……ねぇ」
純香が意地悪そうな目をして微笑む。
それに顔を引きつらせたケイちゃんは、真剣な表情で「はい…」と答えた。
「私の大事な幼馴染を守り通してやってよ。でないと貴女のこと、彼女としては絶対に認めてやらないからね!」
爽やかに笑う妹の恋は終わった。
花売り娘の未来が薔薇色である事を、今はとにかく拝むだけだ。
(……合掌)
手を心の中で合わせ、俺は妹の幸せを念じた。
『僧侶と花売り娘』おしまい。