ヤンキー上司との恋はお祭りの夜に 2
ヤンキー王子とドモリ姫
人生はサイコロの目と同じ
最近の私の生活は、まるでボードゲームの上を走るコマのように目紛しい。
大輔さんの家に泊まった翌日はご両親と会い、自分の家族にも紹介をして、久しぶりにデザイン帳まで開いた。
その翌日には聖からの勧めもあって、叔父でもある商品開発部の部長にデザイン帳を見せた。
部長は私の描いていた商品アイデアに驚き、早速部署内で検討しようと皆を集める。
先週末、私の扱いに困っていたチーム主任も同じチームで働く社員も唖然としながら話を聞いていた。
こっちは思いつきで描いてたものがまさか実用化に向けて検討されるとは思わなかったもんだから焦って、かなり心臓がバクバクと鳴った。
『気楽におやり』と言ってくれた会長の言葉を思い出して、質問されるがまま答えているうちにお昼前になった。
聖に頼まれていた大輔さんの友人を紹介する件についてメッセージを送り、すぐに戻ってきた短い返事の内容を彼女に教える。
その翌日、三人で羅門さんの店で食事をすることになったのは幸いだったのかどうか。
いろいろとあった後で、聖は羅門さんと付き合うことにしたんだ…と教えてくれた。
「そう…」
私は少し複雑だった。
聖が無理をしているんじゃないのかな…と、ふとそんなふうに思ってしまったから。
でも、羅門さんの悪口を話してる時の聖は楽しそうだった。
相変わらずケンカばっかしてると言いながらも、その後も案外上手くいってるらしい。
大輔さんの家に泊まった翌日はご両親と会い、自分の家族にも紹介をして、久しぶりにデザイン帳まで開いた。
その翌日には聖からの勧めもあって、叔父でもある商品開発部の部長にデザイン帳を見せた。
部長は私の描いていた商品アイデアに驚き、早速部署内で検討しようと皆を集める。
先週末、私の扱いに困っていたチーム主任も同じチームで働く社員も唖然としながら話を聞いていた。
こっちは思いつきで描いてたものがまさか実用化に向けて検討されるとは思わなかったもんだから焦って、かなり心臓がバクバクと鳴った。
『気楽におやり』と言ってくれた会長の言葉を思い出して、質問されるがまま答えているうちにお昼前になった。
聖に頼まれていた大輔さんの友人を紹介する件についてメッセージを送り、すぐに戻ってきた短い返事の内容を彼女に教える。
その翌日、三人で羅門さんの店で食事をすることになったのは幸いだったのかどうか。
いろいろとあった後で、聖は羅門さんと付き合うことにしたんだ…と教えてくれた。
「そう…」
私は少し複雑だった。
聖が無理をしているんじゃないのかな…と、ふとそんなふうに思ってしまったから。
でも、羅門さんの悪口を話してる時の聖は楽しそうだった。
相変わらずケンカばっかしてると言いながらも、その後も案外上手くいってるらしい。