五月雨物語

*一本の傘*

この日の

ほんの少し早く降り出した雨と

一本のビニール傘が

突然変異のように

あたしの人生を狂わせ始める・・・

こんなこと、よくあること。

たった一つの言葉や

ちょっとした気の迷いや

右に行くか左に行くかによって

全く違う人生が待っていたら

すごく恐いけど・・・

あたし達は常に選択を迫られてる

だから

後悔しない人なんていない

たまには恐がらずに

扉をあけてみてもいいかも・・・

そこにはきっと

あなたを待ってる人がいるから。
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