五月雨物語
あの電話以来

塁に電話することができなかった。

何かとんでもなく

大変なことが塁の身に

起きてる気がした。

あたしが立ち入れない

アクシデントが・・・

もしそうでなければ

連絡があるはず・・・

待つしかなかった。

でも凄く嫌な予感がした。

もう仕事をしていても

気が気じゃなかった。

でもこれ以上ひつこく聞けない

拒絶された気がしていた。

あたしは

その不安に耐えられずに

翔を訪ねた。

なんて弱いあたし・・・

自己嫌悪で、ヘドが出る。


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