五月雨物語
あれから半年あまり・・・
季節は過ぎ
塁のいないクリスマスを迎え
塁のいない年を越え・・
そして春を迎えた。
最後に塁がくれた言葉と
愛だけを抱えて
あたしは生きている。
あたしの胸には
まだ鍵がついたまま・・・
あれから、恋はしていない。
塁がいなくなってから
あたしは引越し
あの土地を離れた。
夜の仕事も辞めて
今は、知り合いの会社に
お世話になっている。
塁を思い出させるものは
何もかも辛い。
短か過ぎた季節の残骸は
幾度雨が降ったって
流れてゆかない。
特にこんな雨の日は
鮮明な色を持って甦る。
まるでいつか見た
あの夢のように・・・
季節は過ぎ
塁のいないクリスマスを迎え
塁のいない年を越え・・
そして春を迎えた。
最後に塁がくれた言葉と
愛だけを抱えて
あたしは生きている。
あたしの胸には
まだ鍵がついたまま・・・
あれから、恋はしていない。
塁がいなくなってから
あたしは引越し
あの土地を離れた。
夜の仕事も辞めて
今は、知り合いの会社に
お世話になっている。
塁を思い出させるものは
何もかも辛い。
短か過ぎた季節の残骸は
幾度雨が降ったって
流れてゆかない。
特にこんな雨の日は
鮮明な色を持って甦る。
まるでいつか見た
あの夢のように・・・