五月雨物語
「椎名くんですか?
今、子供達に歌ってますよ。
よかったら・・
貴方も聞いていかれたら?」
「はい、そうします」
錬から教えてもらった病院。
古い病棟が新緑の中
聳え立ってる。
5月の北海道はまだ肌寒い。
あたしはGンズにスニーカー!
きっとこんなあたしに
驚くだろう。
エクステも取ってショートに
した髪を、塁は笑うだろうか?
もうブランドのバッグも
持っていない
でも・・・
余分な物を捨てた分だけ
こんなに軽くなって
塁に近づいたよ!
だってあんな弱虫のあたしが
ここに来れたんだもの。
今、子供達に歌ってますよ。
よかったら・・
貴方も聞いていかれたら?」
「はい、そうします」
錬から教えてもらった病院。
古い病棟が新緑の中
聳え立ってる。
5月の北海道はまだ肌寒い。
あたしはGンズにスニーカー!
きっとこんなあたしに
驚くだろう。
エクステも取ってショートに
した髪を、塁は笑うだろうか?
もうブランドのバッグも
持っていない
でも・・・
余分な物を捨てた分だけ
こんなに軽くなって
塁に近づいたよ!
だってあんな弱虫のあたしが
ここに来れたんだもの。