五月雨物語
「塁くんは偉いね!」
「んなことないって。
俺が遅く帰っても
いつも母さんが
暖かいご飯を用意してくれるの。
暖かいご飯を食べさせたくて
俺が遅くなるとうるさいんだよ」
と、テレもせず話す塁。
だから、家にも泊まらずに
帰ってたんだ。
「高校の時
母さんの仕事先に連れてかれてさ
この仕事をやりたいって
思ったんだ。」
塁は、看護士を目指していた。
「母さんは苦労してるからね。」
「塁はお母さんが好き?」
「うん!
俺はマザコンかもな。でも
自分の母親を愛せない奴に
ひとりの女は愛せないぜ!」
ってあたしを指差して
ウインクして見せた。
かっこいいんだか
悪いんだかわかんないけど
堂々と言ってのけた塁の言葉は
今も胸に残ってるよ。
塁のお母さんは幸せだな
きっと大事に大事に
塁を育てたんだなって・・・
素直に人を愛してるって言うのは
全然恥ずかしい事じゃないって
教えてくれたんだ。
「んなことないって。
俺が遅く帰っても
いつも母さんが
暖かいご飯を用意してくれるの。
暖かいご飯を食べさせたくて
俺が遅くなるとうるさいんだよ」
と、テレもせず話す塁。
だから、家にも泊まらずに
帰ってたんだ。
「高校の時
母さんの仕事先に連れてかれてさ
この仕事をやりたいって
思ったんだ。」
塁は、看護士を目指していた。
「母さんは苦労してるからね。」
「塁はお母さんが好き?」
「うん!
俺はマザコンかもな。でも
自分の母親を愛せない奴に
ひとりの女は愛せないぜ!」
ってあたしを指差して
ウインクして見せた。
かっこいいんだか
悪いんだかわかんないけど
堂々と言ってのけた塁の言葉は
今も胸に残ってるよ。
塁のお母さんは幸せだな
きっと大事に大事に
塁を育てたんだなって・・・
素直に人を愛してるって言うのは
全然恥ずかしい事じゃないって
教えてくれたんだ。