五月雨物語
こんな我儘なあたしに
根気よく付き合ってくれて
どうも、ありがとう。
気が強いくせに
寂しがりやで
怒ってばかりいるあたしを
柳に風、と受け流す
あなたは、天才だったね?
大人すぎず子供なユラが
ちょうどいいよって
学校の友達や
店に来る子達より
お前が、一番子供だよ!って
よく笑われたな~。
そんな塁の大きさに
あぐらをかいてたんだ。
絶対にどこへもいかないって。
塁はあたしのものって。
ちっとも
大人になりきれないユラを
うんと大事にしてくれたよね?
そして、あなたなりの愛し方で
いっぱい愛をくれたよね。
バカなあたし・・・
本当にごめんなさい。
ねえ、るいくん?
ユラは、貴方を
上手に愛せていたのかな・・・?
しんどい思いばかりさせたよね?
あなたは・・・
ちゃんと幸せでしたか・・・?