五月雨物語
いよいよ12時が迫ってきた。

みんなが

クラッカーを手に立ち始めた。

もうすぐ

ハッピーニューイヤーだ!

店内は大盛り上がり!

塁の笑顔がすぐ横にある。

誰かが、マイクで、叫び始める。

10,9,8,7,6,
5,4,3、2~

「わ~!おめでとう!」

パン、パン、パン!

クラッカーの割れる音が

そこら中に響きわたる。

塁と両手を打ち合って祝った

「今年もよろしく~!」

ナオが

向かいの席から手を振っていた。

2006年が、明けた!

二人にとって激動の年が・・・
< 95 / 240 >

この作品をシェア

pagetop