天国からのticket

事故

おばあさんとおじいさんは、子育ても終わり、退職金で二人のお城の様なお家と小さなキャンピングカーを購入して、これからは二人で仲良く悠々知的に暮らしはじめるのです。買い物も今まで出来なかったお手てつないで、おじいさんもおばあさんも、本当に幸せでした。

あの、忌まわしい事故がおこるまでは…
飲酒運転の車が、信号無視でおじいさんのくるまにぶつかったのです。
おばあさんは、突然過ぎた事故でおじいさんが亡くなった事が受け入れられないのです。涙もでなくもうろうとしていました。
やがて、お通夜お葬式と実感がわいてきて、おじいさんが亡くなった
生きる気力もなくなり、気がついたらおじいさんが亡くなった時から何も食べていませんでした。おばあさんはこのまま何も食べずに死ぬ事を考えて、その日から何も食べなくなりました。