子供達は夢を見ない
「ほほぅ…なかなかやるな…」

ここはモニタリング部屋。各グループの映像が流れている。
唐木は恩田、羽根田、前木グループの映像を見ていた。

実は部屋に戻ると通風孔があり、そこからも行けるのだが彼等は難しい方を選んだみたいだ。

「誰か気に入りましたか?」

八重野が声を掛けてくる。

「この三人組はなかなか面白そうだ」

「…ふむ。データを見る限り普通ですがね」

「是非とも三番隊に欲しいな…」

「唐木が言うなら実力は本当なんでしょうね」

「八重野は気に入ったグループはあるか?」

「特に無いですね〜。今の所は」

「早くしないと他の部隊に取られるぞ?」

「ま、おいおい…ね」
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