テレビの向こうの君に愛を叫ぶ
好きな人はアイドル

私が朝、目を覚まして一番初めに目が合うのは大好きな人、東雲 澪だ。

天井に貼られた等身大ポスターが私を見下ろしている。

部屋中見渡せば、壁中に東雲澪。
机にも東雲澪。

もちろん、私の頭の中も東雲澪でいっぱい。


ライブのグッズが飾ってある棚の前で手を合わせる。

ここは私にとって、まさに神棚と呼ぶにふさわしい棚なのだ。
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