テレビの向こうの君に愛を叫ぶ

お昼ご飯代わりに軽くクレープを食べながらの絶えない会話。


モチモチの皮と甘いクリームと甘酸っぱいイチゴソースが絶妙で美味しい。

これも澪君の奢りである。

今度何かお礼しなくちゃ。


クレープを買う前、甘いものが大好きだと豪語していた澪君は、バニラアイスまで載せたクレープを綺麗に食べる。

私ならボロボロこぼして、紗乃ちゃんに呆れられるのに。


そういうところが子供なのかな。


子供っぽいの可愛いって言っていたけど、澪君はどんな子がタイプなんだろう。
本当は大人っぽい子が好きなのかな。


口の中で溶けていくクリームの甘さが切なかった。
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