君に溺れた
その日から私の地獄が始まった。

誰にも頼ることが出来なくて、街にはたくさんの人がいるのに、私だけ存在してないみたいだった。

通りすぎる人の波をぼんやり眺める。

公園の遊具の中で何日も寝泊まりした。

公園の水で空腹をしのぎ、炊き出しをしてたから2週間はなんとか意識を保てた。

2週間経って、私は生きる意味をぼーっとする頭で考えた。

誰にも必要とされてない。

このままお母さんのところに逝きたい。

私は意識をなくした。

< 14 / 112 >

この作品をシェア

pagetop