君に溺れた
彼女は逃げるように駅のほうへ向かって走り出した。

俺がしていることは彼女には迷惑なことなんだろう。

でも・・・

だからといって自分の気持ちを抑えることが出来ない。

自分から女性の手を握るなんて、和島が聞いたら笑われるな。

そういえば、和島に彼女が見つかったことを報告してなかったな。

これからどうするか、相談してみるか。

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