君に溺れた
俺の腕の中で眠る愛おしい彼女。

頭を撫でたりこめかみにキスをする。

彼女を自分の体に巻き付かせて眠った。

朝、起きると真凛が俺の髪を撫でている。

気づかないフリをする。

真凛は俺の唇を撫で始めた。

調子に乗って顎の髭を触り始めたので、さすがに我慢できなくなり目を開ける。

「俺の顔、楽しい?」

「わぁーごめんなさい。私、寝てると思って。」

「謝らなくていいよ。真凛ならどこを触っても大丈夫だから。」


暫く二人で甘い時間を過ごした。

遅めの朝食を作りに真凛が起き上がったが、立とうとして力が抜けてベットサイドに座り込む。

俺は慌てて真凛を抱き上げた。

「ごめん。昨日無理させた。食事は俺が準備するから真凛はソファで待ってて。」

「でも・・・」

「こう見えて独り暮らしが長いから家事は得意だよ。少し待ってて。」

俺はキッチンに立ち、朝食を作り始めた。

簡単な朝食を済ませてソファでのんびり過ごす。

真凛をは膝の上に座らせて抱き締める。

後ろから抱き締めて、真凛のうなじにキスする。

30年生きてきてこんなに幸せを感じたことはなかった。

真凛、ありがとう。

愛してる。

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