君に溺れた
清掃のバイトは、ビルの窓拭き、床の拭き掃除、ゴミの回収、トイレの掃除が仕事。
今日のビルは三石商事。
とっても大きい自社ビル。
いつものようにおばちゃんと分担して私は床の拭き掃除をしていた。
まだ7時なので、社員さんはほとんど出勤していない。
私はいつもの手順で丁寧に床を拭いていく。
10時に掃除が終わり、帰る支度をして地下の駐車場に置いてある自転車に向かっていると、駐車場の隅でうずくまっている男性を見つける。
「大丈夫ですか?」
「あぁ、ちょっと胸が」
「今救急車呼びますね。」
「いや、大丈夫だよ。すまないが、カバンに入ってる薬を」
「これですか?」
「あぁ」
40代後半ぐらいの男性は、薬を口に含める。
私は額の汗をハンカチで拭き取る。
しばらくすると、数人の男性が集まってきた。
男性たちはかなり慌てている様子だった。
すぐに倒れている男性を車に運び、走り出していった。
私は心配しつつもそのまま家に帰った。
今日は大地さん、遅くなるって言ってた。
22時になっても帰ってこなかったので、私は勉強しながらソファで寝てしまった。
朝、気付くと私はいつものように大地の腕の中で眠っていた。
今日のビルは三石商事。
とっても大きい自社ビル。
いつものようにおばちゃんと分担して私は床の拭き掃除をしていた。
まだ7時なので、社員さんはほとんど出勤していない。
私はいつもの手順で丁寧に床を拭いていく。
10時に掃除が終わり、帰る支度をして地下の駐車場に置いてある自転車に向かっていると、駐車場の隅でうずくまっている男性を見つける。
「大丈夫ですか?」
「あぁ、ちょっと胸が」
「今救急車呼びますね。」
「いや、大丈夫だよ。すまないが、カバンに入ってる薬を」
「これですか?」
「あぁ」
40代後半ぐらいの男性は、薬を口に含める。
私は額の汗をハンカチで拭き取る。
しばらくすると、数人の男性が集まってきた。
男性たちはかなり慌てている様子だった。
すぐに倒れている男性を車に運び、走り出していった。
私は心配しつつもそのまま家に帰った。
今日は大地さん、遅くなるって言ってた。
22時になっても帰ってこなかったので、私は勉強しながらソファで寝てしまった。
朝、気付くと私はいつものように大地の腕の中で眠っていた。