君に溺れた
俺は真凛の言葉を何度も繰り返し思い出していた。

家に帰ると真凛は俺を待っていたのか、ソファで眠っていた。

テーブルにはブライダル雑誌が置いてある。

どれも真凛が着たら綺麗だろうなぁ。

俺は一人でにやにやしてしまう。

お腹が目立つ前に着せてあげたいな。

その時、父親から電話が掛かってきた。

明後日実家に行くことになった。
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