春恋。
授業も淡々と進み今は6限の体育。
バスケットボールの授業。
女子と男子が交互に試合をするから
男子が試合してる間は、パス練なんだけど
皆、星空くんと青空くんの応援していて、練習してる人は誰もいない。

次は試合だけど
うっ…ちょっと吐き気とがする…。
足元もフラフラする…。

「桜羅。大丈夫?顔色悪いよ?」

「うん。何とか、。」

「保健室で休みなよ?伝えとくから」

葵は本当に優しい。
正直なところ少し気が抜けたら倒れそうなくらいしんどくて休みたい。
けれど今抜けたら、メンバーに迷惑かけちゃう。
「大丈夫。ほんとに大丈夫だから。」

「おい!春野と高橋!男子終わったから次女子の試合始まるぞ!」

「でも、あの先生___」

「本当に大丈夫!行こ?」

「本当に?無理しないでね。しんどくなったら言ってね?」

「うん、ありがと!」
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