私に1番近いキミ。



『え、彩夢ぱいせん連れてってくださいよ~!』


こいつのこういう所はほんとすごいと思う。
冗談なのもノリなのもわかるけど、私なら言えない…。



「んー?連れてくのは全然いいよ!

場所さえ分かれば。」


「『いいの!?』」


あっさり出たOKに見事に重なる私と雪生の声。


「た・だ・し、条件はもちろんあるよ~?

ちゃーーんと危険物の勉強すること!!」


さすが。

よく心得ていらっしゃる。(笑)


『じゃあこうしましょ!

俺と、夢月が危険物受かんなかったら彩夢ぱいせんの奢りで。笑』


「え?普通逆じゃない…??

なんで落ちてご馳走してもらうの(笑)」


『いや、そこは!お疲れ様って!

次がんばろーねてきな?』


絶対落ちる確率の方が高いからだよなこいつ…。


「んー、まぁわかった!けどわざと手抜くとかは無しね?」


いや、了承しちゃうんかい彩夢さんよ…!


『よっしやる気出てきたやろーぜ夢月。』


どこまでも現金なやつだ、、、

















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