私に1番近いキミ。
誰か助けて~~~~~~!!
もう手の震えも汗もすごいし今すぐにでも泣きそうな精神状態。
せっかく早めに来て問題の最終チェックしようとしてたのに!!
かれこれ10分近く教室の出入口でもたついていただろうか。
中の子達の視線とコソコソ耳打ちされてるのがかなりメンタルにくる。
何言われてんのあれ~~…。
「おい、そこ邪魔なんだけど。」
突如背後からかけられたドスのきいた声。
やばっ!
「あっ、ごめんなさ…」
とりあえずとっさに謝りつつ振り返りながら声の主を確認する。
やばい、絶対怖い人だ。。。
「って、なにそんな怯えてんのウケんだけど(笑)」
へ?
私の目の前には見慣れた顔。
そして聞きなれた声。
「え、さっきの人は…?なんで雪生??」
てっきり建築科とかの厳つい人か、3年の先輩に注意を受けたと思ってビビってた私はプチパニックだ。