放課後ニヒリスト








中学生。








14歳の普通の少女が、彼氏と情事の後、絞殺。









その後、彼女は彼氏の体を切り裂いた。









内臓を引きずり出した。









彼の家族が異臭に気付き、警察へ通報した。









被害者の体は切り裂かれた。









頭には穴が開いていた。









脳が全て掻き出されていた。









加害者となった少女Sは、精神状態が不安定だったということ。









学校では、きわめて普通な少女。









次期生徒会長候補といわれるまでの信頼。









死体を見つめ、裸のままの少女は何を思ったのか。









内臓、脳漿、骨、肉片。









何が彼女をそうさせたのか。









発見された時、少女Sは脳と血にまみれたまま座っていた。









妬まれるようなことはなかった、普通の少女。









普通。









ふつう。









フツウ。









異常。









いじょう。









イジョウ。









何が精神を崩壊させたか。


















何が彼女を殺しに走らせたか。
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