怖い話【短編集】
暗闇
うちは暗闇が嫌い。なにがあるか分からないから。そんなうちが夢を見たの。その時の話ね。
ふっと目がさめるとうちは暗いところにいたんだ。なにがなんだか分からなくて。寒くて。怖くて。
「ねぇ、誰かいるの…?」
虚しくうちの声は消えた。あぁ、ここに独りきりなんだって、実感したの。
そしたら
「ズッ………ズッズッ………」
なにかを引きずる音が聞こえた。それは暗闇の向こうから。
心臓がばくばくしてる。
そして少したってからうちの目の前に現れたのは黒い何か。大きくて、なにもかも飲んでしまいそうな恐ろしい何かがいたんだ。
「あ……ぅ…」
うちは震えることしか出来なくて、その黒い何かが迫ってきても動けなかった。
そのうちその黒い何かがなにかを差し出して来たから気になってそれを見たら…
うちの、生首だったんだ。
そこで「ハッ」って目が覚めたんだ。
別に夢だから怖くないとか思ってるけど、暗闇なんてどこにでもある。もしも、その暗闇から黒いのが出てきたら殺されるんじゃないかって、ビクビクしながら今は暮らしてるんだ。笑
ふっと目がさめるとうちは暗いところにいたんだ。なにがなんだか分からなくて。寒くて。怖くて。
「ねぇ、誰かいるの…?」
虚しくうちの声は消えた。あぁ、ここに独りきりなんだって、実感したの。
そしたら
「ズッ………ズッズッ………」
なにかを引きずる音が聞こえた。それは暗闇の向こうから。
心臓がばくばくしてる。
そして少したってからうちの目の前に現れたのは黒い何か。大きくて、なにもかも飲んでしまいそうな恐ろしい何かがいたんだ。
「あ……ぅ…」
うちは震えることしか出来なくて、その黒い何かが迫ってきても動けなかった。
そのうちその黒い何かがなにかを差し出して来たから気になってそれを見たら…
うちの、生首だったんだ。
そこで「ハッ」って目が覚めたんだ。
別に夢だから怖くないとか思ってるけど、暗闇なんてどこにでもある。もしも、その暗闇から黒いのが出てきたら殺されるんじゃないかって、ビクビクしながら今は暮らしてるんだ。笑