LOVE物語2
ーside遥香ー
結局…
一睡もできずに朝を向かえた…。
何か、部屋から出るのが憂鬱。
会いたくないな…。
はぁ…。
とりあえず制服に着替え髪を整えた。
そういえば、スカートがゆるい…
最近入院したからな…
ホックを1番奥にして調節を行った。
「遥香?起きたか?」
私は、体が強ばっていた。
「…起きたよ!」
返事をしないと入ってきそうだったからとりあえず返事をした。
「朝ごはん食べられるか?」
「…朝練あるから先行くね…」
意を決して部屋から出て、なるべ尊の顔を見ないように俯いて横を通り過ぎた。
でも、そんな様子の私を放っておくわけもなく気付いたら手首を掴まれていた。
「離して。」
「昨日から変だぞ?どうしたんだよ。」
「…べつに何も無い。」
「話聞くまで、この手は話さないからな?」
「いい加減にしてよ!」
私は尊にそう言い放っていた。
「遥香!」
尊の顔が見られない。
「やめて。」
尊の力は意外と強い。
「顔上げろ!」
尊の力強い声に思わず顔を上げてしまった。
尊と目が合い視線を外せなくなってしまった。
身体だけじゃなく瞳まで捉えるなんて。
「やっと顔見れた。なぁ、どうした?」
「…自分に聞いてみれば。」
「は?」
「私に構ってないで早く行ってあげなよ!」
「どういうこと?」
「とぼけないで。」
「…もしかしてお前…見たのか?パソコン。」
「…だったら?」
「あのな、お前…」
「やっぱり、見られたら困ることなんじゃん。もう、私に構わないで!」
「落ち着け。喘鳴聞こえてるから。…遥香!」
何が喘鳴よ。
別に、私が苦しくても尊になんか関係ない。
「遥香、いいか?俺が昨日見ていた人のSNSは遥香の思ってるような人じゃない!」
目頭が熱い…
どうして?
なんで私泣いてるの?
尊がいなかった時に戻るだけ。
それなのになんで?
「なぁ、俺のこと信用できないか?」
「…。」
何も言えない。
信じてた。尊のことを。
でも、今ははっきり信じてるなんて言えない。
私は首を横に振っていた。
分からない。
分からないんだよ。
信じて裏切られたくない。
だったら、最初から信用していなかったことにしたい。
「遥香?俺はな…」
「もう!離してよ!」
私はようやく身体が自由にできるようなり気付いたら家を出ていた。
何も聞きたくない。
今までのことが嘘だったなんて信じたくもない。
どうして私の前に現れたの?
なんで私に優しくしたの?
会いたくなかった。
尊になんか会いたくなかった。
私はまた捨てられるのか…。
信じなければよかった。
気付いたら発作を起こしていた。
でも、その発作を止める気にもなれなかった。
吸入器はある。
けど、もういいよ。
どうなったっていい。
早く楽になりたい。
私の意識はそこで途絶えた。
結局…
一睡もできずに朝を向かえた…。
何か、部屋から出るのが憂鬱。
会いたくないな…。
はぁ…。
とりあえず制服に着替え髪を整えた。
そういえば、スカートがゆるい…
最近入院したからな…
ホックを1番奥にして調節を行った。
「遥香?起きたか?」
私は、体が強ばっていた。
「…起きたよ!」
返事をしないと入ってきそうだったからとりあえず返事をした。
「朝ごはん食べられるか?」
「…朝練あるから先行くね…」
意を決して部屋から出て、なるべ尊の顔を見ないように俯いて横を通り過ぎた。
でも、そんな様子の私を放っておくわけもなく気付いたら手首を掴まれていた。
「離して。」
「昨日から変だぞ?どうしたんだよ。」
「…べつに何も無い。」
「話聞くまで、この手は話さないからな?」
「いい加減にしてよ!」
私は尊にそう言い放っていた。
「遥香!」
尊の顔が見られない。
「やめて。」
尊の力は意外と強い。
「顔上げろ!」
尊の力強い声に思わず顔を上げてしまった。
尊と目が合い視線を外せなくなってしまった。
身体だけじゃなく瞳まで捉えるなんて。
「やっと顔見れた。なぁ、どうした?」
「…自分に聞いてみれば。」
「は?」
「私に構ってないで早く行ってあげなよ!」
「どういうこと?」
「とぼけないで。」
「…もしかしてお前…見たのか?パソコン。」
「…だったら?」
「あのな、お前…」
「やっぱり、見られたら困ることなんじゃん。もう、私に構わないで!」
「落ち着け。喘鳴聞こえてるから。…遥香!」
何が喘鳴よ。
別に、私が苦しくても尊になんか関係ない。
「遥香、いいか?俺が昨日見ていた人のSNSは遥香の思ってるような人じゃない!」
目頭が熱い…
どうして?
なんで私泣いてるの?
尊がいなかった時に戻るだけ。
それなのになんで?
「なぁ、俺のこと信用できないか?」
「…。」
何も言えない。
信じてた。尊のことを。
でも、今ははっきり信じてるなんて言えない。
私は首を横に振っていた。
分からない。
分からないんだよ。
信じて裏切られたくない。
だったら、最初から信用していなかったことにしたい。
「遥香?俺はな…」
「もう!離してよ!」
私はようやく身体が自由にできるようなり気付いたら家を出ていた。
何も聞きたくない。
今までのことが嘘だったなんて信じたくもない。
どうして私の前に現れたの?
なんで私に優しくしたの?
会いたくなかった。
尊になんか会いたくなかった。
私はまた捨てられるのか…。
信じなければよかった。
気付いたら発作を起こしていた。
でも、その発作を止める気にもなれなかった。
吸入器はある。
けど、もういいよ。
どうなったっていい。
早く楽になりたい。
私の意識はそこで途絶えた。