LOVE物語2
ーside遥香ー
目を開けると白い天井があった。
私、助けられちゃったんだ…。
できれば楽にしてほしかったのに…
「遥香!」
尊?
何でここにいるのよ…。
「苦しくないか?」
親指で私の涙を拭う尊。
私は、この温もりを失いたくなかった。
でも、振られるならこの先にこの世からいなくなった方がよかったのかもしれない。
「尊…お願い。」
「ん?」
「もう、楽にしてよ…」
「遥香。」
私は尊に抱きしめられていた。
発作で倒れたせいで、尊を突き返す力も残っていなくて、身体を尊に任せていた。
起きてることが辛かった。
「楽になりたいなら、俺が楽にしてやるよ。これからもずっと遥香を支えていくから。」
「私は、そういう意味で楽にしてって言ったんじゃ…」
「遥香、お前は勘違いしてるんだ。昨日のSNSでつぶやきを見ていた相手の人は…遥香のお父さんのお姉さんなんだ。」
え?
「苦しい言い訳しないで!」
信用できるわけない。
お父さんお姉さんがいるなんて聞いたことない。
「信用できないなら、見せるよ。」
尊はパソコンを開きその人を検索した。
名前は、『岡本夏樹』
お父さんは確か、お母さんに婿入りをしたって聞いた。
旧姓までは知らなかったけど。
でも。
12月25日のつぶやきで分かった。
本当にこの人はお父さんのお姉さんだってことが。
だって、この人は私の誕生日を祝っている。
父親の写真と私の名前がチョコのプレートに入ったケーキで分かった。
内容は、弟の命日と弟の娘『遥香』の誕生日。
この日は私にとっても、大切な日。
生まれてきてくれてありがとう。
私は、そのつぶやきを見て固まっていた。
尊を疑ったことに対しての後悔と、父親の姉に誕生日を祝ってくれていたことに驚いた。
お父さんの家族は私のことを恨んでないの?
私は、気づくと尊の白衣を握りしめていた。
そんな私を見た尊も、さっきより強く抱きしめてくれた。
きっと今、震えている。
その前に…
尊…ごめんね。
疑ってごめん。
「尊…ごめんね。私のこと…いつも…考えてくれてるのに…1番に…思って…くれてるのに…それなのに…私…」
「もういいよ。もういいから。俺も悪かったんだ。疑われるようなことをしたから。不安にさせてごめんな。でもな?これだけはもう忘れないで欲しい。俺は、遥香だけだから。遥香は俺の最初で最後の最愛の人だから。俺は、遥香のこと大好きで、たまらなく愛おしい。ずっとずっと遥香と一緒にいたい。この気持ちに、嘘はないよ。」
真剣な瞳をする尊。
そんな事は2年も一緒にいるんだからわかってるよ。
わかってたはずなのに、私は尊から離れようとしてしまった。
「私も…尊から離れたくないよ。私…怖かった。尊がいなくなったら、私は1人になる。そうなるくらいなら、楽になりたいって…。だから、ごめんね尊。」
「もう謝らなくていいよ。遥香のその気持ちは十分俺に伝わってるから。安心しろ。な?」
「尊…」
「もう泣くなよ。苦しくなっちゃうよ?」
涙を拭ってくれる手がとても温かい。
やっぱり私は、この温もりが1番大好き。
私も、尊のこと一生愛するよ。
目を開けると白い天井があった。
私、助けられちゃったんだ…。
できれば楽にしてほしかったのに…
「遥香!」
尊?
何でここにいるのよ…。
「苦しくないか?」
親指で私の涙を拭う尊。
私は、この温もりを失いたくなかった。
でも、振られるならこの先にこの世からいなくなった方がよかったのかもしれない。
「尊…お願い。」
「ん?」
「もう、楽にしてよ…」
「遥香。」
私は尊に抱きしめられていた。
発作で倒れたせいで、尊を突き返す力も残っていなくて、身体を尊に任せていた。
起きてることが辛かった。
「楽になりたいなら、俺が楽にしてやるよ。これからもずっと遥香を支えていくから。」
「私は、そういう意味で楽にしてって言ったんじゃ…」
「遥香、お前は勘違いしてるんだ。昨日のSNSでつぶやきを見ていた相手の人は…遥香のお父さんのお姉さんなんだ。」
え?
「苦しい言い訳しないで!」
信用できるわけない。
お父さんお姉さんがいるなんて聞いたことない。
「信用できないなら、見せるよ。」
尊はパソコンを開きその人を検索した。
名前は、『岡本夏樹』
お父さんは確か、お母さんに婿入りをしたって聞いた。
旧姓までは知らなかったけど。
でも。
12月25日のつぶやきで分かった。
本当にこの人はお父さんのお姉さんだってことが。
だって、この人は私の誕生日を祝っている。
父親の写真と私の名前がチョコのプレートに入ったケーキで分かった。
内容は、弟の命日と弟の娘『遥香』の誕生日。
この日は私にとっても、大切な日。
生まれてきてくれてありがとう。
私は、そのつぶやきを見て固まっていた。
尊を疑ったことに対しての後悔と、父親の姉に誕生日を祝ってくれていたことに驚いた。
お父さんの家族は私のことを恨んでないの?
私は、気づくと尊の白衣を握りしめていた。
そんな私を見た尊も、さっきより強く抱きしめてくれた。
きっと今、震えている。
その前に…
尊…ごめんね。
疑ってごめん。
「尊…ごめんね。私のこと…いつも…考えてくれてるのに…1番に…思って…くれてるのに…それなのに…私…」
「もういいよ。もういいから。俺も悪かったんだ。疑われるようなことをしたから。不安にさせてごめんな。でもな?これだけはもう忘れないで欲しい。俺は、遥香だけだから。遥香は俺の最初で最後の最愛の人だから。俺は、遥香のこと大好きで、たまらなく愛おしい。ずっとずっと遥香と一緒にいたい。この気持ちに、嘘はないよ。」
真剣な瞳をする尊。
そんな事は2年も一緒にいるんだからわかってるよ。
わかってたはずなのに、私は尊から離れようとしてしまった。
「私も…尊から離れたくないよ。私…怖かった。尊がいなくなったら、私は1人になる。そうなるくらいなら、楽になりたいって…。だから、ごめんね尊。」
「もう謝らなくていいよ。遥香のその気持ちは十分俺に伝わってるから。安心しろ。な?」
「尊…」
「もう泣くなよ。苦しくなっちゃうよ?」
涙を拭ってくれる手がとても温かい。
やっぱり私は、この温もりが1番大好き。
私も、尊のこと一生愛するよ。