LOVE物語2
5.ありのままで
ーside尊ー
朝の目覚ましの前に目が覚めると、遥香の姿がなかった。
遥香、どこ行ったんだ。
「尊さん。おはよう。」
「あ、香純さんおはようございます。」
「遥香ちゃんは?」
「朝起きたら、隣にいなかったんですよ。」
廊下で話をしているとキッチンの方から何かを切る音が聞こえてきた。
キッチンへ向かうと遥香の姿があった。
「おはようございます。」
「遥香ちゃん!私やるからゆっくりしてて?」
「いや、いいんです。私、料理好きなので。」
「じゃあ、一緒に作りましょう。」
「はい!」
香純さんと遥香は2人で朝食の準備を始めた。
俺の存在に、気づいてないのか?
「遥香。」
「あ!尊。いたの!?」
「いたから!俺の存在忘れるなよ。」
遥香に拗ねてみるけどいつも笑顔に負けてしまう。
「ごめん尊。」
その笑顔に何も言えなくなる。
「無理するなよ。」
遥香の頭を撫でてから、俺はお皿を出したりすぐに食事ができるように準備をした。
「尊さん、夏樹にやらせるからリビングでゆっくりしてて。」
香純さんにそう言われ、リビングへと向かいソファーに座りくつろいでいると弘道さん(遥香の祖父)が起きてきた。
「尊さん、おはよう。」
「おはようございます。」
それから、しばらくして朝食をとり帰る支度をしている。
「尊、ありがとう。」
「ん?」
「私をここに連れて来てくれて。」
「あぁ。いいんだよ。遥香、もう自分を攻めたりしないでね。」
「うん。」
「1日遅れたけど、生まれてきてくれてありがとう。」
「尊、もう私は自分の誕生日を大切にできるよ。」
「よかった。来年からはちゃんとお祝いするから。」
「うん。私も尊の誕生日お祝いするね。」
「俺はいいって。この歳になるとな歳をとるのが嫌で仕方ないんだよ?」
「んー、でも尊の生まれた日でしょ?私も、その大切な日を毎年毎年大切にしたいの。」
「遥香。」
嬉しくて、つい我を忘れ遥香を抱きしめていた。
「ありがとうな。」
「うん。でも、尊の誕生日っていつなの?」
「俺の誕生日は、クリスマスの日だよ。」
「え!?」
目を丸くして見つめてくる遥香。
てか、誕生日が同じなんて運命にしか感じないよな。
「遥香と同じ。遥香の10年後に生まれてきたのが俺。」
「嘘でしょ?」
「ったく。仕方ないな。」
財布の中から免許証を取り出し遥香に見せた。
「ちゃんと生年月日の所見てみな。」
「……本当だ…」
「まだ信じてないみたいだな。」
「だって。こんなことって。」
「運命だよな。愛しい人と誕生日が同じだなんて。まぁ、俺も遥香のカルテを見て驚いたんだけどね。」
「そうだったんだね。」
「遥香に祝ってもらえるなら歳とってもいいかな。」
「さっきはやだって言ってたのに?」
「はは。それもそうだな。でも、好きな人に祝ってもらえることは、すごい嬉しいんだよ。」
「私も。昨日、嬉しかった。初めて、誕生日の日が嬉しいって思った。」
「よかった。」
帰る支度が終わり、帰ることを伝えた。
「また、いつでも来てね。」
笑顔で言う香純さん。
「遥香ちゃん、尊さん。いつでも待ってるね。」
「夏樹さん、ありがとうございました。」
「遥香ちゃん。尊さん、家に着いたら電話下さい。」
意外と心配性の弘道さん。
素敵な家族に巡り会えて、俺も遥香も幸せを感じた。
朝の目覚ましの前に目が覚めると、遥香の姿がなかった。
遥香、どこ行ったんだ。
「尊さん。おはよう。」
「あ、香純さんおはようございます。」
「遥香ちゃんは?」
「朝起きたら、隣にいなかったんですよ。」
廊下で話をしているとキッチンの方から何かを切る音が聞こえてきた。
キッチンへ向かうと遥香の姿があった。
「おはようございます。」
「遥香ちゃん!私やるからゆっくりしてて?」
「いや、いいんです。私、料理好きなので。」
「じゃあ、一緒に作りましょう。」
「はい!」
香純さんと遥香は2人で朝食の準備を始めた。
俺の存在に、気づいてないのか?
「遥香。」
「あ!尊。いたの!?」
「いたから!俺の存在忘れるなよ。」
遥香に拗ねてみるけどいつも笑顔に負けてしまう。
「ごめん尊。」
その笑顔に何も言えなくなる。
「無理するなよ。」
遥香の頭を撫でてから、俺はお皿を出したりすぐに食事ができるように準備をした。
「尊さん、夏樹にやらせるからリビングでゆっくりしてて。」
香純さんにそう言われ、リビングへと向かいソファーに座りくつろいでいると弘道さん(遥香の祖父)が起きてきた。
「尊さん、おはよう。」
「おはようございます。」
それから、しばらくして朝食をとり帰る支度をしている。
「尊、ありがとう。」
「ん?」
「私をここに連れて来てくれて。」
「あぁ。いいんだよ。遥香、もう自分を攻めたりしないでね。」
「うん。」
「1日遅れたけど、生まれてきてくれてありがとう。」
「尊、もう私は自分の誕生日を大切にできるよ。」
「よかった。来年からはちゃんとお祝いするから。」
「うん。私も尊の誕生日お祝いするね。」
「俺はいいって。この歳になるとな歳をとるのが嫌で仕方ないんだよ?」
「んー、でも尊の生まれた日でしょ?私も、その大切な日を毎年毎年大切にしたいの。」
「遥香。」
嬉しくて、つい我を忘れ遥香を抱きしめていた。
「ありがとうな。」
「うん。でも、尊の誕生日っていつなの?」
「俺の誕生日は、クリスマスの日だよ。」
「え!?」
目を丸くして見つめてくる遥香。
てか、誕生日が同じなんて運命にしか感じないよな。
「遥香と同じ。遥香の10年後に生まれてきたのが俺。」
「嘘でしょ?」
「ったく。仕方ないな。」
財布の中から免許証を取り出し遥香に見せた。
「ちゃんと生年月日の所見てみな。」
「……本当だ…」
「まだ信じてないみたいだな。」
「だって。こんなことって。」
「運命だよな。愛しい人と誕生日が同じだなんて。まぁ、俺も遥香のカルテを見て驚いたんだけどね。」
「そうだったんだね。」
「遥香に祝ってもらえるなら歳とってもいいかな。」
「さっきはやだって言ってたのに?」
「はは。それもそうだな。でも、好きな人に祝ってもらえることは、すごい嬉しいんだよ。」
「私も。昨日、嬉しかった。初めて、誕生日の日が嬉しいって思った。」
「よかった。」
帰る支度が終わり、帰ることを伝えた。
「また、いつでも来てね。」
笑顔で言う香純さん。
「遥香ちゃん、尊さん。いつでも待ってるね。」
「夏樹さん、ありがとうございました。」
「遥香ちゃん。尊さん、家に着いたら電話下さい。」
意外と心配性の弘道さん。
素敵な家族に巡り会えて、俺も遥香も幸せを感じた。