LOVE物語2
ーside遥香ー
おばあちゃんの家に訪れてから、何日か経った。
それから、私は喘息の発作のコントロールができるようになって安定してきた。
尊には、治療を頑張ってきたからって言われたけど、私的には気の持ちようだと思う。
今日は、いよいよ大学の入学試験。
緊張と不安で、昨日はあまり眠れてない。
ずっと尊は、眠れない私の話し相手をしてくれた。
「遥香、ご飯食べないと。」
「緊張で食べれない…」
「大丈夫。今まで頑張ってきたんだから。遥香の努力は、必ず報われる。」
「…お腹痛い…」
「トイレ行ってきな。」
それから、落ち着く事はできずに家を出る時間になっていた。
「遥香、まず問題が配られたら深呼吸するといいよ。少しだけ、心が落ち着くと思うから。」
「分かった。」
「よし、着いたよ。」
「行ってきます!」
「頑張って来な。自分を信じるんだよ。」
「うん!」
尊が私を励ましてくれて、少しだけ緊張が和らいだ。
中に入り、受付を済ませ指定席に座った。
受験票と筆記用具を出した。
時間になると試験監督の人がたくさん入ってきた。
中には、尊の先輩もいるらしい。
「それでは…始め!」
みんなが一斉にシャーペンを動かす。
大丈夫。
今までやってきたから。
問題用紙をめくり1つ1つ丁寧に解いていった。
それから、試験は終わり机に突っ伏していると
「遥香。」
後ろから千尋と大翔の声がした。
「遥香、大丈夫?」
「んー…」
「顔赤いよ!」
そう言われ、大翔が私のおでこに手を当てた。
「熱いな。」
「大翔、尊さんに連絡して。」
千尋と大翔は、私が我慢していたり無理をしていたりするから、尊の連絡先を聞いていた。
「分かった。千尋、遥香のこと支えててあげて。」
「うん!」
「…あ!遥香!?」
試験の時は全く熱がある感覚はなかった。
試験が終わって、開放されてその疲れが一気に来たのかもしれない。
「もしもし!尊さんですか!?」
「大翔君?どうした?」
「遥香が、熱出して…」
「大翔!遥香が!」
「え?」
「おい、何があった!?大翔!?」
「あ、あの遥香が高熱で意識を失って倒れました。」
「分かった。今からそっち向かうからとりあえず、保健室に運んで。俺が着くまで、誰か先生に伝えて。」
「分かりました。」
「千尋、遥香のこと保健室まではこぶよ。」
「え?場所分かるの?」
「とりあえず、ここから出よう。」
「君達、どうした!?」
「あ、あの遥香が。」
「だいぶ熱いな。とりあえず、保健室に運ぶよ。どっちか、この子の両親に連絡を…」
「大丈夫です。連絡はしました。」
「分かった。」
<保健室>
「うん。バイタル安定してきた。」
「ありがとうございました。」
「喘鳴が聞こえてきてるんだけど、この子は喘息?」
「はい。」
「そっか。よく頑張ったね。」
「遥香!」
「尊さん!」
「千尋ちゃん、遥香は!?」
「大丈夫です。落ち着いたみたいで。」
「よかった。」
「あ、佐々木じゃないか!」
「あ!夏目先生!」
「この子は、佐々木の知り合いの子か?」
「はい。」
「とりあえず、バイタルは安定してきたから大丈夫だよ。」
「お世話になりました。」
おばあちゃんの家に訪れてから、何日か経った。
それから、私は喘息の発作のコントロールができるようになって安定してきた。
尊には、治療を頑張ってきたからって言われたけど、私的には気の持ちようだと思う。
今日は、いよいよ大学の入学試験。
緊張と不安で、昨日はあまり眠れてない。
ずっと尊は、眠れない私の話し相手をしてくれた。
「遥香、ご飯食べないと。」
「緊張で食べれない…」
「大丈夫。今まで頑張ってきたんだから。遥香の努力は、必ず報われる。」
「…お腹痛い…」
「トイレ行ってきな。」
それから、落ち着く事はできずに家を出る時間になっていた。
「遥香、まず問題が配られたら深呼吸するといいよ。少しだけ、心が落ち着くと思うから。」
「分かった。」
「よし、着いたよ。」
「行ってきます!」
「頑張って来な。自分を信じるんだよ。」
「うん!」
尊が私を励ましてくれて、少しだけ緊張が和らいだ。
中に入り、受付を済ませ指定席に座った。
受験票と筆記用具を出した。
時間になると試験監督の人がたくさん入ってきた。
中には、尊の先輩もいるらしい。
「それでは…始め!」
みんなが一斉にシャーペンを動かす。
大丈夫。
今までやってきたから。
問題用紙をめくり1つ1つ丁寧に解いていった。
それから、試験は終わり机に突っ伏していると
「遥香。」
後ろから千尋と大翔の声がした。
「遥香、大丈夫?」
「んー…」
「顔赤いよ!」
そう言われ、大翔が私のおでこに手を当てた。
「熱いな。」
「大翔、尊さんに連絡して。」
千尋と大翔は、私が我慢していたり無理をしていたりするから、尊の連絡先を聞いていた。
「分かった。千尋、遥香のこと支えててあげて。」
「うん!」
「…あ!遥香!?」
試験の時は全く熱がある感覚はなかった。
試験が終わって、開放されてその疲れが一気に来たのかもしれない。
「もしもし!尊さんですか!?」
「大翔君?どうした?」
「遥香が、熱出して…」
「大翔!遥香が!」
「え?」
「おい、何があった!?大翔!?」
「あ、あの遥香が高熱で意識を失って倒れました。」
「分かった。今からそっち向かうからとりあえず、保健室に運んで。俺が着くまで、誰か先生に伝えて。」
「分かりました。」
「千尋、遥香のこと保健室まではこぶよ。」
「え?場所分かるの?」
「とりあえず、ここから出よう。」
「君達、どうした!?」
「あ、あの遥香が。」
「だいぶ熱いな。とりあえず、保健室に運ぶよ。どっちか、この子の両親に連絡を…」
「大丈夫です。連絡はしました。」
「分かった。」
<保健室>
「うん。バイタル安定してきた。」
「ありがとうございました。」
「喘鳴が聞こえてきてるんだけど、この子は喘息?」
「はい。」
「そっか。よく頑張ったね。」
「遥香!」
「尊さん!」
「千尋ちゃん、遥香は!?」
「大丈夫です。落ち着いたみたいで。」
「よかった。」
「あ、佐々木じゃないか!」
「あ!夏目先生!」
「この子は、佐々木の知り合いの子か?」
「はい。」
「とりあえず、バイタルは安定してきたから大丈夫だよ。」
「お世話になりました。」