LOVE物語2
ーside遥香ー
久々にぐっすり眠れて、朝の7時に目が覚めた。
千尋はまだ寝ている。
尊、起きたのかな。
私はとりあえず下に降りた。
「遥香。おはよう。」
リビングには尊と朝陽先生がいた。
「ゆっくり眠れた?」
「眠れました。」
「それはよかった。」
「遥香、診察するからちょっと座って。」
「え、診察するの?」
「当たり前だ。」
「ここまで来て?」
「ほら、訳の分からないこと言ってないで座りな。」
尊に半ば強引に椅子に座らせられた。
「遥香ちゃんも大変だね。尊結構な心配症だから。」
「本当ですよね。」
「こら、遥香。そんなこと言ってると…って、ちょっと、深呼吸して。」
「え?」
「いいから。」
私は尊の言われた通り深呼吸をした。
「やっぱり。苦しくないか?」
「んー、そう言われてみるとそうかもしれない?」
「そうかもしれないって…。」
いつもこんな感じだから、正常に呼吸が出来ているのかよく分からなくなる。
何が1番いい状態なのか。
「慣れちゃったんだな。慣れちゃいけないことに。」
「え?」
「喘息の付き合いが長いと、患者さんは少し苦しくてもそれがいつも通りって思って吸入しなくなる時があるんだ。ずっと喘息と向き合ってる遥香ちゃんも、おそらくそうなんじゃない?どこまで苦しくなったら、吸入すればいいのか徐々に苦しさに慣れて、発作を起こしてしまうことがある。」
朝陽先生が詳しく説明してくれた。
そうなんだ。
多少呼吸はしづらかった。
だけど、そこまで苦しくはないから大丈夫だと思ってた。
「遥香、少しでも苦しいって思ったら吸入しなきゃダメなんだ。だから、吸入しようか。」
「分かった。」
尊の言われた通り、吸入をした。
「少し楽になったか?」
「うん。」
「体温と血圧測るな。」
「はーい。」
「おはよう!」
「おっはよー!」
しばらくすると、大翔と千尋が起きてきた。
「遥香、体調悪いの!?」
「毎朝の日課なのこれ。」
「そうなんだ。遥香、頑張って。」
「ありがとう。」
千尋は、私の頭に手を乗せた後朝陽先生の元へ向かった。
「朝陽、朝食作ろう?」
「あ、そうだね。」
そんな2人を眺めていると体温計が鳴った。
体調計を取り出し尊に渡した。
「よし、熱は問題ないね。」
「血圧は?」
「少し低いから無理に立たないでね。」
「分かった。」
「遥香、少し外の空気吸いに行かない?」
「え?でも、手伝わなくていいの?」
「兄妹みずいらずってことでさ。大翔も行こうか?」
「はい。」
私と尊と大翔は、少し歩くとすぐに行ける海へ向かった。
「久々の外だー!」
久々に太陽の光を浴びられて嬉しい。
空気が美味しい。
大きく深呼吸をした。
「遥香、嬉しそうだね。」
「入試のあとからあまり外に出てないんだ。」
「そうだったんですな。でも、みんな合格してよかった!」
「これで3人とも、一安心だな。」
「はい、後はもう頑張るしかないですね!」
「あぁ。3人と働ける日を楽しみにしてるよ。」
「はい!」
「遥香、風が強くなってきたから戻ろう!」
尊に呼ばれ千尋の家に戻った。
「遥香達、どこ行ってたの?」
「ちょっと、浜辺に。」
「そうなんだ。楽しめた?」
「うん!」
「ならよかった。朝ご飯できたから食べよう?」
「そうだね。」
朝食を摂ってから、私達は帰る支度をして千尋の家を出た。
久々にぐっすり眠れて、朝の7時に目が覚めた。
千尋はまだ寝ている。
尊、起きたのかな。
私はとりあえず下に降りた。
「遥香。おはよう。」
リビングには尊と朝陽先生がいた。
「ゆっくり眠れた?」
「眠れました。」
「それはよかった。」
「遥香、診察するからちょっと座って。」
「え、診察するの?」
「当たり前だ。」
「ここまで来て?」
「ほら、訳の分からないこと言ってないで座りな。」
尊に半ば強引に椅子に座らせられた。
「遥香ちゃんも大変だね。尊結構な心配症だから。」
「本当ですよね。」
「こら、遥香。そんなこと言ってると…って、ちょっと、深呼吸して。」
「え?」
「いいから。」
私は尊の言われた通り深呼吸をした。
「やっぱり。苦しくないか?」
「んー、そう言われてみるとそうかもしれない?」
「そうかもしれないって…。」
いつもこんな感じだから、正常に呼吸が出来ているのかよく分からなくなる。
何が1番いい状態なのか。
「慣れちゃったんだな。慣れちゃいけないことに。」
「え?」
「喘息の付き合いが長いと、患者さんは少し苦しくてもそれがいつも通りって思って吸入しなくなる時があるんだ。ずっと喘息と向き合ってる遥香ちゃんも、おそらくそうなんじゃない?どこまで苦しくなったら、吸入すればいいのか徐々に苦しさに慣れて、発作を起こしてしまうことがある。」
朝陽先生が詳しく説明してくれた。
そうなんだ。
多少呼吸はしづらかった。
だけど、そこまで苦しくはないから大丈夫だと思ってた。
「遥香、少しでも苦しいって思ったら吸入しなきゃダメなんだ。だから、吸入しようか。」
「分かった。」
尊の言われた通り、吸入をした。
「少し楽になったか?」
「うん。」
「体温と血圧測るな。」
「はーい。」
「おはよう!」
「おっはよー!」
しばらくすると、大翔と千尋が起きてきた。
「遥香、体調悪いの!?」
「毎朝の日課なのこれ。」
「そうなんだ。遥香、頑張って。」
「ありがとう。」
千尋は、私の頭に手を乗せた後朝陽先生の元へ向かった。
「朝陽、朝食作ろう?」
「あ、そうだね。」
そんな2人を眺めていると体温計が鳴った。
体調計を取り出し尊に渡した。
「よし、熱は問題ないね。」
「血圧は?」
「少し低いから無理に立たないでね。」
「分かった。」
「遥香、少し外の空気吸いに行かない?」
「え?でも、手伝わなくていいの?」
「兄妹みずいらずってことでさ。大翔も行こうか?」
「はい。」
私と尊と大翔は、少し歩くとすぐに行ける海へ向かった。
「久々の外だー!」
久々に太陽の光を浴びられて嬉しい。
空気が美味しい。
大きく深呼吸をした。
「遥香、嬉しそうだね。」
「入試のあとからあまり外に出てないんだ。」
「そうだったんですな。でも、みんな合格してよかった!」
「これで3人とも、一安心だな。」
「はい、後はもう頑張るしかないですね!」
「あぁ。3人と働ける日を楽しみにしてるよ。」
「はい!」
「遥香、風が強くなってきたから戻ろう!」
尊に呼ばれ千尋の家に戻った。
「遥香達、どこ行ってたの?」
「ちょっと、浜辺に。」
「そうなんだ。楽しめた?」
「うん!」
「ならよかった。朝ご飯できたから食べよう?」
「そうだね。」
朝食を摂ってから、私達は帰る支度をして千尋の家を出た。