LOVE物語2
ーside尊ー
遥香の、退院が決まり安心したけど遥香の様子を見ると、退院を決めてよかったのか不安にはなっていた。
もし、心臓の発作が起きてその時の対応が遅れた時の事を考えると、正直退院をしない方がいいのかもしれない。
それでも、俺は遥香に今にしかできないことを楽しんでもらいたかった。
皆は、卒業旅行とかしているはず。
遥香には、普通の18歳の女の子の様に楽しんでもらいたい。
せっかく、色んなことを乗り越えてきたんだから。
だから、もしものことがあったら俺が全力で遥香のことを助ける。
ようやく、そう決心できたのは今だった。
退院できるって聞いて、嬉しそうだったしな。
遥香を病院からも病気からも、縛り付けたくない。
それが、本音だった。
「なぁ、遥香?」
「なに?」
「退院したら何がしたい?」
こんな感じの質問を前にもしたような気はした。
でも、今の遥香のやりたいことを聞きたい。
「どうしてそんなこと聞くの?」
遥香は、不安な表情で聞いてきた。
「いや、遥香は不安にならなくていいんだよ。ごめんな。聞き方が悪かった。ずっと病院に入院してたんだから、きっと我慢してたことたくさんあるだろ?だから、遥香も外に出たら何がしたいのかなって。」
それを聞いた遥香は、安心していた。
「んー…やりたいことか…」
遥香はしばらく黙り込んでしまった。
そんな難しく考えなくていいのにな。
だけど、こういう1面を見せる遥香が可愛くて仕方ない。
こういうのって、彼氏ばかって言うのかな。
遥香が大好きで、愛おしくてたまらない。
そばにいてくれるだけで、幸せになれる。
「ちょっと!」
そんなことを考えていたら、遥香を抱きしめたくなって遥香を抱き寄せていた。
「尊?」
「お前、可愛すぎ。」
「尊?前に遊園地行きたいって言ったの覚えてる?」
「あぁ。覚えてるよ。」
「行きたい。遊園地。」
「分かった。遊園地行こうか。」
「本当?いいの?」
「あぁ。走らなければいいよ。」
「やった!」
「あ、でもジェットコースターは無理かもしれないな…。」
「…分かってるよ。乗らないから大丈夫。」
少しだけ寂しそうに俯いた遥香を再び抱きしめた。
「治ったら、乗ろうな?」
「え?」
「本当は、乗りたいんだろ?」
「うん。」
「大丈夫。治ったら乗れるから。」
「頑張るよ、私。絶対治す!」
「頑張ろうな!」
前向きになってくれた遥香の成長が見られて嬉しい。
2人で病気も過去も乗り越えていく。
それができる関係が、本当の幸せだと思う。
俺にとっても、遥香にとっても。
遥香の、退院が決まり安心したけど遥香の様子を見ると、退院を決めてよかったのか不安にはなっていた。
もし、心臓の発作が起きてその時の対応が遅れた時の事を考えると、正直退院をしない方がいいのかもしれない。
それでも、俺は遥香に今にしかできないことを楽しんでもらいたかった。
皆は、卒業旅行とかしているはず。
遥香には、普通の18歳の女の子の様に楽しんでもらいたい。
せっかく、色んなことを乗り越えてきたんだから。
だから、もしものことがあったら俺が全力で遥香のことを助ける。
ようやく、そう決心できたのは今だった。
退院できるって聞いて、嬉しそうだったしな。
遥香を病院からも病気からも、縛り付けたくない。
それが、本音だった。
「なぁ、遥香?」
「なに?」
「退院したら何がしたい?」
こんな感じの質問を前にもしたような気はした。
でも、今の遥香のやりたいことを聞きたい。
「どうしてそんなこと聞くの?」
遥香は、不安な表情で聞いてきた。
「いや、遥香は不安にならなくていいんだよ。ごめんな。聞き方が悪かった。ずっと病院に入院してたんだから、きっと我慢してたことたくさんあるだろ?だから、遥香も外に出たら何がしたいのかなって。」
それを聞いた遥香は、安心していた。
「んー…やりたいことか…」
遥香はしばらく黙り込んでしまった。
そんな難しく考えなくていいのにな。
だけど、こういう1面を見せる遥香が可愛くて仕方ない。
こういうのって、彼氏ばかって言うのかな。
遥香が大好きで、愛おしくてたまらない。
そばにいてくれるだけで、幸せになれる。
「ちょっと!」
そんなことを考えていたら、遥香を抱きしめたくなって遥香を抱き寄せていた。
「尊?」
「お前、可愛すぎ。」
「尊?前に遊園地行きたいって言ったの覚えてる?」
「あぁ。覚えてるよ。」
「行きたい。遊園地。」
「分かった。遊園地行こうか。」
「本当?いいの?」
「あぁ。走らなければいいよ。」
「やった!」
「あ、でもジェットコースターは無理かもしれないな…。」
「…分かってるよ。乗らないから大丈夫。」
少しだけ寂しそうに俯いた遥香を再び抱きしめた。
「治ったら、乗ろうな?」
「え?」
「本当は、乗りたいんだろ?」
「うん。」
「大丈夫。治ったら乗れるから。」
「頑張るよ、私。絶対治す!」
「頑張ろうな!」
前向きになってくれた遥香の成長が見られて嬉しい。
2人で病気も過去も乗り越えていく。
それができる関係が、本当の幸せだと思う。
俺にとっても、遥香にとっても。