チャット恋愛注意報!!（新）

６ ユージ

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それから３日が経った。

あの日から私はずっとチャットしていない。


と言っても、毎日チャットルームは覗いてるんだけどね。

でも、入室はしないまま見てるだけ。

ユージも私と同じで、チャットルームを覗くだけで入室まではしていないみたいだった。



【なんか、最近メールでしか やり取りしてないね(笑)】



いつもと変わらないユージからのメールを見ながら、小さく息を吐く。


今は午前１０時。

普段なら間違いなくチャットしている時間だ。

だけど私はベッドの上でゴロゴロしながら、ユージとのメールを重ねていた。



【頻繁に覗いてるんだけどね(笑)】



そう書いて送ったあと、また息を吐き出した。

お互いに『(笑)』をつけてメールしてるけど、多分 文面ほど元気ではないと思う。

……現に私、ため息ばっかりついてるしね。



「……今日も来てない、か……」



携帯でチャットサイトへとアクセスし、『高校生ルーム８』を開く。

……でも、やっぱりYUKIもフジヤマも来ていない。