チャット恋愛注意報!!(新)
「……プッ……」
……って、また笑われたっ!!
もぉっ。
ちゃんと自分の気持ちを言ったのにー……!!
「わ、笑わないでよー……」
「ごめんごめん。 冗談で言ったのに本気で返されたから、思わずね」
……あ、さっきの冗談だったんだ。
ていうか、うん……普通は冗談だよね。
あぁもう私ってば、一人で恥ずかしいこと言っちゃったー……!!
「……さっきの言葉は、忘れてください……」
「オッケーオッケー、一生忘れない」
「忘れてよー……!!」
「うん、絶対に無理」
……なんですかその爽やかな笑顔。
うぅ……恥ずかしい。
穴があったら入りたい。
今すぐ消えてしまいたい……。
「サクラ」
ふと、ユージの手がポンと私の頭を優しく叩いた。
「さっきの言葉、『イヤじゃない』っていうのは俺限定だよね?」
「あ……うん、もちろん……はい……ユージだから、です……」
「ん、わかった。 ありがとう」
ポン、ポン、ポン。 と叩かれたあと、髪の毛をグシャグシャっとされた。
私を見つめるユージの顔は、なんだか嬉しそう。