チャット恋愛注意報!!(新)
「……怖く、ない……?」
「怖いけど、今は変わりたいって気持ちの方が強いかな。 だって、ウメちゃんに相応しい男になりたいって思ってるからね」
「い、今でもじゅうぶん相応しいよっ。 むしろ私には勿体ないくらいですからっ……!!」
「ふふっ…ありがと。 でも、俺の気持ちは変わらないよ」
視線をこちらへと戻したユージが、ポンと私の頭に手を置いた。
そのまま優しく撫でられたかと思ったら……手が耳元へと移り、首元へと移っていく。
そして──その手が肩へと移った時に、そっと優しく引き寄せられた。
「俺は、ウメちゃんのために頑張るよ」
耳元で響いた優しい言葉。
……それは、揺らぐことのないユージの真っ直ぐな思いが詰まった言葉。
私のため。
そう言ってくれたことがただただ嬉しくて、幸せで、気付けば私はユージの腕の中で何度も何度も頷いていた。
そして思う。
私もユージのために頑張りたい、と。
ユージが頑張るように、私も頑張りたい。 と、そう思った。