チャット恋愛注意報!!(新)
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20XX年、12月。
「──ツラいことがあっても、泣いてしまうことがあっても……それでも私は、雪村さんを引っ張り続けていこうって思ってるからね」
「……普通は、年上の俺が引っ張っていくんじゃない?」
「雪村さんはいつも1歩引いたところに居るんだから、どう考えても私が引っ張っていくしかないでしょ?」
そう言って楽しそうに笑う、某高等学校の制服を着た女の子。
彼女の笑顔を見ながら、同じ学校の制服を身に纏った黒髪メガネの男性も微笑んだ。
──チャットで出会った“彼ら”の居ない場所で、ひっそりと紡がれた愛の物語。
だけどこれは、また別のお話。
─END─