チャット恋愛注意報!!（新）

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その後、フジヤマとYUKIは『ツーショットチャット』に移動した。


ツーショットチャット……略して『２チャット』。

その場所は名前の通り、二人だけで会話が出来る場所だ。


『高校生ルーム８』は誰でも閲覧可能だけど、２チャットは完全非公開。

中でどんなやり取りが行われているか、当人たち以外にはまったくわからない。

……そういった場所だから、大人の人はエッチな会話のために利用してるみたい。


だからフジヤマとYUKIもエッチな話を……ではなく。

二人はメールアドレスの交換のため、そこに入ったのだ。


そして、私もユージと二人きりで話すため、２チャットに入っていた。



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　ユージ＞んじゃ、さっそく教えてちょ

　ユージ＞今日の下着は何色ですか？(笑


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画面に表示された最初の文章がそれだったから、私は思わず吹き出した。

ほんっと、ユージって面白い。



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　サクラ＞そういう話はフジヤマとしなよw

　ユージ＞オッサンに下着の色聞いてどうすんだよw

　ユージ＞そんなことより、早くメアド作れよー

　サクラ＞余計な話をしてたのはそっちでしょw

　ユージ＞ww

　サクラ＞すぐ作るからちょっと待ってねー


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そう返事したあとに、捨てアドを取得出来るアプリを起動した。

このアプリは、無料で何個も捨てアドが作れるという、とっても優秀なものだ。

……まぁ、実際に捨てアドを作るのは今日が初めてなんだけどね。


というか、アプリの存在を知ったのも ついさっきだ。