桃色の恋
それから私達は、可愛らしい雑貨屋にやってきた



「そういえば、洋介何が欲しいの?」



えっ・・・なんで黙ってるの!?


私は嫌な予感がしていた・・・



そう、洋介に彼女がいるんじゃないかって思ってた


でも、・・・



「実はさ明日姉貴の誕生日なんだ♪」


そう聞いて胸がほっとした


じゃあ洋介に彼女はいないのかな・・・!?



そんな疑問が心の奥にあった



でも私は聞くのが怖くて聞けなかった



もし洋介に彼女がいたら私なんかが入る隙間は無い



そんな事を思うと悲しくて、苦しい気持ちになった



これが本気で好きっていうきもちなんだ・・・



「佐奈どうしたん?」



ずっと黙っていた私に洋介が心配してくれた



「何にもないよゴメンね!!そっかお姉さんにプレゼントか、
洋介は優しいね・・・」


「買えってうるさいねん!!ほんま恐ろしい姉貴やねんって!!」



・・・。
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