恋しちゃえよ。いい加減。
結局、なにも伝える事は出来なかった。


あの日、椿が言った『バイバイ。』は本当に最後のお別れになってしまった。


簡単に会えなくなって、やっぱりする、後悔。



「ちゃんと気持ち伝えていたら、何か変わったのかな………」


高校生の時から私は逃げてばっかだ。
1度も椿に真剣に向き合っていない。



はぁー。



っと深いため息をついて、ベッドに寝転ぶ。




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