オーロラの歌




その数秒後、母さんと父さんは禁断の魔法を使った。


炎が消えたことを知った先生達が、図書室とその奥の部屋に向かった。



そこで、校長先生と両親の死亡を、確認した。




翌日、教頭先生が職員室に俺を呼び出した。


当時の教頭先生は、後の町長だ。



『お前のせいで、校長もお前の両親も死んだんだ』



教頭先生の第一声は、俺をきつく責めるものだった。



『お前のイタズラが、お前の魔法が、お前自身が、三人の命を奪ったんだ』


『……っ』



何も、言い返せなかった。


俺が火事の元凶だということも、三人の犠牲者を出したことも、真実なのだから。



俺は、取り返しのつかない罪を


やってしまったんだ。




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