オーロラの歌



弱くてちっぽけな心にあるのは、恐怖と不安と。


それから、真実を知りたい欲求。


だから、私は足を止めたりしない。


覚悟なんて、とうにできてる。


いや、できていなくても、私は行くよ。


魔の手から逃げて、逃げて、逃げて。


その先で、私を待っているものに、出会うために。



一人だったら、くじけていたかもしれない。


もうやめよう、と見て見ぬ振りをしていたかもしれない。


逃げることに、自分の弱さに、泣いていたかもしれない。



「二人がいてくれるから、大丈夫だよ!」



二人が、私を守ってくれるから。


二人が、私の隣にいるから。


私は、旅をやめない。



二人は、私の強さの源。


初めての、友達。



一緒に行こう。


行けるところまで。



――願わくは、私の運命の最終地点まで。




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