オーロラの歌
気を抜けば、好きだと伝えてしまいそうになるくらい、嬉しくて懐かしくて。
胸が、どうしようもないほど高鳴る。
『ずっと、会いたかった』
『私も会いたかったよ』
君の笑顔がもう一度見たかったんだ。
前世から、ずっとずっと。
もしも、これが運命ではないのなら。
一体何が運命なのだろう。
『また、』
君と赤い糸で結ばれていなくても、この想いが一方通行でも、構わない。
俺は、君の隣にいられるだけで、幸せなんだ。
『そばにいさせてくれないか?』
今度こそ、絶対に死なせない。
一緒に生きよう。
俺が、君を守ってみせる。