オーロラの歌



イービルがこっちの世界で誰になったのかは、わかったんだ。


それなら、じっとしているのではなく、立ち向かっていきたい。



「ねぇ、皆」



闇に触れるのは怖い。


“彼女”と、オーロラとして会うのは勇気がいる。


だけど。



「私と一緒に闘ってくれませんか?」



私の中に、皆を守りたい気持ちがある限り、どんなに残酷な悲劇が待っていようと乗り越えていける。


きっと、皆がそばにいてくれるなら、何が起こっても大丈夫。



「当たり前だろ」


「俺達は、そのためにここにいるんだ」


「全力で琉美先輩をサポートします!」



皆の言葉の端々から、温かな優しさが伝わってきた。


今もこの先もずっと、皆を、自分を、未来を信じてる。



共に、終わりと始まりを迎えよう。



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