純愛☆カルテット
~プロローグ/モノローグ~
私、磯井希和。今年25歳。
今、仕事終わりで帰宅中。
夢見がちな小学生の頃は、この歳になって結婚していないなんて考えられないと思っていたし、まだまだ現実の見えない中学生の頃は、婚約者くらいはいるだろうと考えていた。
現実は渋い。
11月にもなると雪もちらつき始めて、そろそろ短い丈のスカートなんか履きたいと思わなくなる。
信号待ちをしていると学校帰りの女子高生の生足がまぶしい。
小さなスクランブル交差点のちょうど対角線。朝行ってきた道を今日もまた戻る。
今、仕事終わりで帰宅中。
夢見がちな小学生の頃は、この歳になって結婚していないなんて考えられないと思っていたし、まだまだ現実の見えない中学生の頃は、婚約者くらいはいるだろうと考えていた。
現実は渋い。
11月にもなると雪もちらつき始めて、そろそろ短い丈のスカートなんか履きたいと思わなくなる。
信号待ちをしていると学校帰りの女子高生の生足がまぶしい。
小さなスクランブル交差点のちょうど対角線。朝行ってきた道を今日もまた戻る。