純愛☆カルテット
「どうして樋本さんの彼氏のことを好きになったの?」
修二がフライドポテトをつまむ。
「なんかその言い方だと紅子たちが付き合い始めてから私が冬生のこと好きになったみたいだけどさ」
シェイクを一口すすって希和は続ける。
「私は2年生の秋くらいから冬生のこと好きでしたー」
「俺が聞いてるのは時期じゃなくて理由」
修二はフライドポテトを見つめたまま言い放った。
「理由って」
希和は少し困った。
「改めて聞かれたらなんて言ったらいいかわからないけど」
前置きをし、またシェイクを口に含んだ。
まだ冷たさが残るイチゴシェイクは舌に若干しつこい甘さを残した。
「冬生ってなんていうかさ、癒し系なのよ。一緒にいると安心するっていうか、あいつ高校から合気道やってたから色々ていねいに教えてくれるし。後輩の面倒見もいいし、あとはあの笑顔ね。あんな誠実そうな爽やかで可愛い笑顔見たことない。」
希和はピンク色のシェイクを見つめたまま続けた。
修二がフライドポテトをつまむ。
「なんかその言い方だと紅子たちが付き合い始めてから私が冬生のこと好きになったみたいだけどさ」
シェイクを一口すすって希和は続ける。
「私は2年生の秋くらいから冬生のこと好きでしたー」
「俺が聞いてるのは時期じゃなくて理由」
修二はフライドポテトを見つめたまま言い放った。
「理由って」
希和は少し困った。
「改めて聞かれたらなんて言ったらいいかわからないけど」
前置きをし、またシェイクを口に含んだ。
まだ冷たさが残るイチゴシェイクは舌に若干しつこい甘さを残した。
「冬生ってなんていうかさ、癒し系なのよ。一緒にいると安心するっていうか、あいつ高校から合気道やってたから色々ていねいに教えてくれるし。後輩の面倒見もいいし、あとはあの笑顔ね。あんな誠実そうな爽やかで可愛い笑顔見たことない。」
希和はピンク色のシェイクを見つめたまま続けた。