純愛☆カルテット
泣きそうな般若のことといい、今のことといい、こいつは少し人との接し方が無礼なんじゃないか。
さっき少しでも修二にドキリとした自分に腹立ちさえした。
「なんか俺さっきから失礼なことしか言ってないな」
「ほんとだよ!紅子にも冬生にも失礼すぎるよあんな言い方。」
希和は吐き捨てるように言った。
「確かに紅子は」
言いかけて口をつぐむ。
「なに?」
修二が最後のフライドポテトをつまむ。
「なんでもない。」
希和の中で、紅子の学祭で会ったばかりの冬生と意気投合しメアドを交換したと言った時に見せた笑顔と、さっき冬生と一緒にいた時の笑顔が重なった。
どこかいつも得意げな、紅子スマイル。
さっき少しでも修二にドキリとした自分に腹立ちさえした。
「なんか俺さっきから失礼なことしか言ってないな」
「ほんとだよ!紅子にも冬生にも失礼すぎるよあんな言い方。」
希和は吐き捨てるように言った。
「確かに紅子は」
言いかけて口をつぐむ。
「なに?」
修二が最後のフライドポテトをつまむ。
「なんでもない。」
希和の中で、紅子の学祭で会ったばかりの冬生と意気投合しメアドを交換したと言った時に見せた笑顔と、さっき冬生と一緒にいた時の笑顔が重なった。
どこかいつも得意げな、紅子スマイル。