純愛☆カルテット
ふんわりとしていて、軽やかで、自信に満ちた紅子の笑顔。
苦々しい。
「あのさ、浜安君この後時間ある?」
希和は早口で言った。
「レポートやる以外は暇。まあ、それは磯井さんも一緒か。」
「駅前の居酒屋行かない?」
希和の突然の提案に、修二は若干怪訝そうな顔をしたが、彼の返事は
「行く。」
「じゃあ、行こう。」
残りのシェイクを飲み干す。
すっかりぬるくなったそれは、妙に粘っこい油のように甘さをしつこく舌に残した。
苦々しい。
「あのさ、浜安君この後時間ある?」
希和は早口で言った。
「レポートやる以外は暇。まあ、それは磯井さんも一緒か。」
「駅前の居酒屋行かない?」
希和の突然の提案に、修二は若干怪訝そうな顔をしたが、彼の返事は
「行く。」
「じゃあ、行こう。」
残りのシェイクを飲み干す。
すっかりぬるくなったそれは、妙に粘っこい油のように甘さをしつこく舌に残した。