純愛☆カルテット
「紅子モテるし、お誘いなんかいくらでもあるんじゃない?それに本屋くらい行くでしょうよ」
「モテるのと軽いのは別だろ」
「軽いって決めつけないでよ。紅子は彼氏大好き人間よ。」
希和は一応友人を庇った。
「その割に磯井さんさっき何か言いかけてたよね。」
希和は言いたいことを言うかどうか迷った。
さっきまで渦巻いていた苦々しい気持ちが急激にしぼむのを感じる。
冬生にろくなアプローチも出来なかった自分を棚に上げて紅子を批判できる?
「磯井さんはあの冬生くんだっけ、を樋本さんから略奪したいわけ?」
修二はわりとストレートな物言いをする。
「言葉が物騒だな、ドラマじゃあるまいしそんなこと出来ないよ」
ましてや紅子からなんて。
「逆にさあ、俺が樋本さんにアプローチしたらどうなるかな」
「さあ。紅子にも好みのタイプってもんがあるでしょ」
「無理か、俺ブサメンだからな~」
目を伏せた修二は、よく見ると奥二重だった。
「モテるのと軽いのは別だろ」
「軽いって決めつけないでよ。紅子は彼氏大好き人間よ。」
希和は一応友人を庇った。
「その割に磯井さんさっき何か言いかけてたよね。」
希和は言いたいことを言うかどうか迷った。
さっきまで渦巻いていた苦々しい気持ちが急激にしぼむのを感じる。
冬生にろくなアプローチも出来なかった自分を棚に上げて紅子を批判できる?
「磯井さんはあの冬生くんだっけ、を樋本さんから略奪したいわけ?」
修二はわりとストレートな物言いをする。
「言葉が物騒だな、ドラマじゃあるまいしそんなこと出来ないよ」
ましてや紅子からなんて。
「逆にさあ、俺が樋本さんにアプローチしたらどうなるかな」
「さあ。紅子にも好みのタイプってもんがあるでしょ」
「無理か、俺ブサメンだからな~」
目を伏せた修二は、よく見ると奥二重だった。