純愛☆カルテット
授業終わりに泣きながら相談されたこともあったが、その一か月後にはまた新しい人が現れて、ニコニコしながら二人で登下校をしていた。
『あのね、希和聞いて!新しい彼氏が出来た』
『紅子、来週センター試験だよ』
希和は他人事ながら受験の方は大丈夫なのかと首をひねったものだ。
結局紅子は大学に受かり、相手の男の子は落ち、その年の夏には紅子にはまた新しく恋人が出来ていた。
********
お風呂から上がり、ケータイを見ると、修二からメールが入っていた。
『さっきは失礼なこと言ってごめん。無神経だった。もし磯井さんさえ嫌じゃなければまた一緒に飲んでください。』
(泣きそうな般若は確かに失礼だったけどさ。)
希和は思わずフッと笑った。
『気にしてないよ。今日はありがと。良かったらまたご飯いこ。』
短く返信をする。
もう午前一時をまわっている。
『あのね、希和聞いて!新しい彼氏が出来た』
『紅子、来週センター試験だよ』
希和は他人事ながら受験の方は大丈夫なのかと首をひねったものだ。
結局紅子は大学に受かり、相手の男の子は落ち、その年の夏には紅子にはまた新しく恋人が出来ていた。
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お風呂から上がり、ケータイを見ると、修二からメールが入っていた。
『さっきは失礼なこと言ってごめん。無神経だった。もし磯井さんさえ嫌じゃなければまた一緒に飲んでください。』
(泣きそうな般若は確かに失礼だったけどさ。)
希和は思わずフッと笑った。
『気にしてないよ。今日はありがと。良かったらまたご飯いこ。』
短く返信をする。
もう午前一時をまわっている。